今回の尾瀬ヶ原はまったく予定をしておらず、22日の夜ネットでたまたま尾瀬を見ていると、「下の大堀川」にて水芭蕉が見頃を迎えているとの記事。尾瀬には過去3回ほど訪れたが、いずれも水芭蕉の季節は初めて。28日の予定はこれと言って無し!天気予報は快晴!「こりゃー行くしかない!」と、突然決めた尾瀬ヶ原。翌日、会社の山友など数名に声掛けしましたが、みんさん✖。そりゃーそうですよね。出発日前日に誘われて「ハイOKよ!」と言う人は滅多にいませんよね…。
結果、ひとりぼっちで行くこととなり、早々に夜行バスの予約。24日23時過ぎのバスにて「鳩待峠」へと向かいました。
◆鳩待峠
5時30分過ぎ、無事に到着。至仏山には、しっかりと雪が残っています。まずは、朝食を摂ってから出発します。本日の予定は、鳩待峠→山ノ鼻→牛首分岐→下の大堀川→竜宮→ヨッピ橋→牛首分岐→山ノ鼻→鳩待峠です。
木道は、数か所で残雪が残っている程度で、ほとんど雪はありません。ただ、残雪が残っているところでは、少々渋滞もありました。
2018年に取り換えられた木道。まだ新しいので、木の香りが漂ってきます。木道に差し込む朝日。青空に輝いています。
木道に差し込む朝日。青空に輝いています。
残雪と水芭蕉
木道両脇に広がる水芭蕉の群生
◆山ノ鼻
テン泊されている方がいました。
ビジターセンター。燕が巣作りをしています。
研究見本園は帰りに寄ることとし、まずは牛首分岐へと向かいます。
山ノ鼻を出てしばらくして振り返ると、月が出ていました。
川の中にも水芭蕉が咲いています。
池塘の中に「逆さ至仏」
はるか彼方に燧ケ岳
「逆さ燧」 ここは有名ですよね。
尾瀬ヶ原は、二つの百名山に挟まれた高層湿原。前を向いても百名山。後ろを振り返っても百名山。何て贅沢な場所でしょう。
◆牛首分岐
4年前の秋に来たときは、ここで引き返し至仏山に登りました。
◆下の大堀川
残雪の至仏山と水芭蕉の群生。この絶景、これを見たくて今日は尾瀬にやって来ました!いつまで見ていても、飽きることのない景色です。
川面に至仏山が映っています。
次々と人がやってきては、みなさんこの景色をカメラに収めていきます。
いつまで眺めていたいですが、後ろ髪を曳かれつつ竜宮へと向かいます。
木道脇の水芭蕉
キュウリンカが咲いていました。
竜宮十字路を一旦通り過ぎ、竜宮小屋へ行き小休憩。
可愛い花が咲いていました。名前が分かりません…。
◆竜宮十字路
ヨッピ橋を目指して歩きます。
これから開花する水芭蕉。
◆ヨッピ橋
池塘・浮島・燧ケ岳
至仏山と歩荷。私が牛首分岐へ戻る途中にすれ違ったので、東電小屋への荷でしょうか?
◆あさちゃん食堂:牛首分岐にて、今日はお手軽に「ランチパックとカレーメシ」。でも、あまりにも素っ気ない!そこで大阪なんばの「自由軒のまぜカレー」を思い出し、生卵をポトリ。「えっぇぇ!」と思われる方も多いでしょうが、大阪の家庭ではポピューラーな組み合わせだったような…。わが家だけかな~?
食事中、近くでガイドの方がツアー客の方に「尾瀬には、水芭蕉の季節・夏のニッコウキスゲ・秋の草紅葉、この三回訪れるといいですよ」と、話されているのを耳にしました。お腹も満たされたので、山ノ鼻へ戻ります。
◆研究見本園(山ノ鼻)
池塘に雲が映っているのではありません。残雪が浮いています。
至仏山登山口がありますが、まだ閉鎖中。7月1日から開山だったと思います。
のんびり散策した見本研究園を後にして、鳩待峠に帰ります。
蕗の薹を見つけました。こんなに開いてしまっては、天ぷらにしてもおいしくないでしょうね。美味しそうなのがあっても、決して採取してはいけませんよ!
◆鳩待峠
無事に帰りついたので、ご褒美をいただきながら記念にシャッターを押してもらいました。冷たくて美味しかったなぁ~。
◆「花咲き温泉」
今回のツアー、日帰り入浴がセットされていていました。綺麗な施設で、さっぱりと汗を流すことが出来ました。
最後に原田農園に立ち寄り、バスは無事新宿に到着しました。
ひとりぼっちでの「尾瀬ヶ原」。突然ながらやってきて正解。日本のあちらこちらで真夏日と言われていましたが、ここ尾瀬では遅い春が始まったばかりでした。
尾瀬へは、15年10月至仏山登山(ひとりぼっち)/16年7月燧ケ岳と尾瀬ヶ原(会社の山メンバー二人と)/18年7月会津駒ケ岳登山と尾瀬沼(ひとりぼっち)の計4回目。何度訪れても、その魅力は変わることはありませ。次回は、のんびりテントを担いで来るのも良いかもしれません。要検討!
ご覧いただき、ありがとうございました。