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山・旅・おでかけPhotoDiary

ぼっちで、会津駒ケ岳~中門岳と檜枝岐村散策 ’20.10.02-03

3月に登った丹沢の大山で膝を痛めて以来の登山です。今もなお痛みが出ますが、気候も良くなってきたのでそろそろどこかの山に登りたくなってきました。膝の具合を確かめるには高尾山・筑波山あたりを候補と考えていました。しかし、樹林帯を抜けた会津駒ケ岳への稜線の草紅葉、会津駒ケ岳から中門岳へ続く稜線の草紅葉を見たくなり、膝の不安を抱えながら出かけてきました。会津駒ケ岳は2年前の夏に登って以来、2度目の登山となります。

 

松戸市の自宅を20時30分に出発して約3時間30分、約250㎞を走り仮眠場所である「道の駅檜枝岐」に到着。この日は中秋の名月でしたが、到着時には名月は雲に隠れ。仮眠途中に目を覚ますと、雲切れ目から月が顔をのぞかせていました。

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仮眠を終えて6時前に登山口へ向かうと、登山口に一番近い駐車場はすでに満車状態。少し戻った所の駐車スペースに何とか止めることが出来ましたが、私以降の方達は路肩を利用しての駐車となっていました。

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会津駒ケ岳から中門岳へ

沢登山口 膝の痛み出ないようにと願いながらの出発です。

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スタートから、急登が続きます。

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木々の紅葉も始まりだしています。

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水場を過ぎ暫くすると少し視界が開け、駒ヶ岳山頂を垣間見ることが出来ます。しかし、雲が気になります。また、膝もじわりじわりと、痛みを訴えています。

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駒の小屋・駒ヶ岳山頂を確認できるところまで来ました。

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完全に樹林帯を通過。草紅葉の中を貫く一本の木道、いいですね!

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駒の小屋直下では、木道の取り換え作業が行われていました。

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駒の池に到着。逆さ駒ヶ岳と言いたいですが、雲に隠れています。膝の痛みもかなり増しています。

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会津駒ケ岳山頂に無事到着。遠くには、東北最高峰の燧ケ岳もしっかりと見て取れます。燧ケ岳も、また登りに行きたいですね。

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写真を撮り終えて、次に中門岳へ向かいます。この景色、やはり言うことなしです。同じような構図でも、ついついシャッターを切ってしまいます。

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中門池に到着です。

f:id:naniwakkoasa:20201007214250j:plainここまで来ると、さすがに膝の痛みもピークに近づきつつあります。持参したサポーターを着けて、中門岳へ足を進めます。

中門池から歩くこと僅か、最終目的地の中門岳に無事に到着です。こちらには、山頂標識がありません。

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f:id:naniwakkoasa:20201007214408j:plain燧ケ岳もくっきり見えます。

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会津駒ケ岳への分岐。帰りはスルーして右へ進みます。

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駒の小屋と燧ケ岳が見えます。

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駒の池まで戻ってきました。写りが悪いですが、今度は逆さ駒ヶ岳を撮ることが出来ました。

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駒の小屋でザックを下ろして休憩。右のほうに魅力的な飲み物が並んでいます。ご褒美に、いや小屋前のテーブルを借りて休憩をするのでお礼を兼ねて右から2番目を買わせていただきました。美味しかった~!

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さーて、最後の力を振り絞っての下山です。

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燧ケ岳にもお別れです。

f:id:naniwakkoasa:20201007215101j:plain樹林帯に入ってからはストックを取り出し、膝の痛みにひたすら耐えながらの下山となりました。

 

ぼっちキャンプ 下山後は、まずは宿泊地の「オートキャンプ尾瀬街道」へ。こちらのキャンプ場、2年前にも利用させていただきました。

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まずは、寝床確保のためにテントの設営。

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焚火がしたくて購入した焚火台と、快適に眠るために知人から借りたコットです。

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設営を終えて、ひと汗流しに「燧の湯」へ。こちらの温泉は日帰り入浴施設で、源泉かけ流しの単純硫黄泉です。宿泊施設で入浴券を購入すると、600円が400円とお得です。

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温泉でさっぱりしたところで、早めの夕食です。夕食のメニューは「鶏モモ肉と三種のキノコ鍋」。

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味付けを濃い目にしたので、すき焼き風に溶き卵を絡めていただきます。締めには、うどんを入れて、お腹を満たしました。

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食後は焚火を眺めながら、お酒を飲んでの至福のひと時を過ごし、早めにテントに潜り込んでの爆睡でした。

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檜枝岐村散策 二日目は、沼山から尾瀬沼散策に向かおうか、檜枝岐村を散策しようかと悩んだ結果、檜枝岐村を散策することに。

中土合山展望台 キャンプ場の奥さんが、急な登りがだけど檜枝岐村が一望できると教え貰いました。実川に架かるこちらの橋を渡っていきます。確かに急な登りですが、道は整備されていました。

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展望台からは、村が一望できます。檜枝岐村が、山懐の深い村であることがよくわかります。

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後ろを振り向くと、霞んでいますが燧ケ岳。ズームアップしてみました。晴れていれば、綺麗に見えるでしょうね。

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檜枝岐の舞台 こちらの参道を進んでいきます。

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参道途中に祀られている「橋場のばんば」。ばんば様は、大変慈悲心が深く、昔から子供たちを水難から守ってくれるので親たちからの深いそうです。また、縁結び・縁切りの神様で良縁を切りたくないときは、さびた切れないハサミを供え、悪縁を切りたいときは、切れるハサミを供えると願い事が叶うそうです。

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こちらは、歌舞伎伝承館「千葉之家」。古くから使われてきた衣装や小道具、台本など貴重な資料を展示し、わかりやすく檜枝岐歌舞伎の歴史が紹介されています。

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檜枝岐の舞台は、一番奥の山の麓に建てられています。江戸時代に建設されましたが、明治26年に焼失したため、現在の舞台は明治中頃に再建されたものです。この舞台で、毎年5月12日(愛宕神祭礼)、8月18日(鎮守神祭礼)の例祭に奉納歌舞伎が、9月第1土曜日には歌舞伎の夕べとして千葉之家花駒座みより演じられます。

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舞台の正面には二つの神社が祀られており、その神社に向かって広がるように石垣が壇上に作られています。こちらが、村人が歌舞伎を観賞する観客席となっています。

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枝岐村散策のトリは、「駒の湯」。燧の湯同様に日帰り入浴施設で、源泉かけ流しのアルカリ単純泉です。こちらも、宿泊施設で入浴券を400円で購入することが出来ます。

f:id:naniwakkoasa:20201007222205j:plain他に入浴している方がいなかったので、浴場内を撮影しました。

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訪れたかった秋の会津駒から中門岳登山と檜枝岐村散策で、充実した一泊二日を過ごすことができました。特に登山は、膝の痛みによっては途中下山も覚悟していただけに、痛みをこらえながらも山頂を踏めたことは何よりも嬉しかったです。

 

ご覧いただき、ありがとうございました。