思い出をわすれずに…

山・旅・おでかけPhotoDiary

群馬・新潟「男だけの慰安旅行」 ’20.10.16-17

慰安旅行…。今のご時世、もはや「死語」と言っても過言ではありません。ご多分に漏れず、私の勤める会社でもとっくに無くなっています。そのため以前より友人と「慰安旅行も無いので、たまには気の合う仲間で温泉にでも行きたい」と話をしていました。そんなある時、飲み会で先輩Hさんより、「健保の保養所(新潟県魚沼市)、お米がコシヒカリでとても美味しいらしいぞ」との話がありました。その噂は、私の耳にも届いていたので、話はトントン拍子に話が纏まりました。ただ、折角「コシヒカリ」を食べるなら、秋の新米が出回る季節に行こうとなり、今回の日程での旅行となりました。

 

最終集合場所の松戸を6時20分出発し、東京外環道→関越自動車道で新潟方面へ車を走らせます。翌日の天気が1日中雨予報なので車中で予定変更を検討し、まずは群馬県みなかみ町の日本三大岩壁のひとつ谷川連峰の「一ノ倉沢」へと向かうことが決まりました。

一ノ倉沢ハイキング

外環道の通勤渋滞もあり、予定より1時間弱遅れて谷川岳ロープウェー駐車場に到着。天神平は紅葉の見頃を向かえているようです。しかし、天神平へ向かうロープウェーは、9月11日の豪雨により送電線が流出したため、10月31日まで運休とのことです。

f:id:naniwakkoasa:20201020220014j:plain山岳史料館前より、片道約3.3㎞・約40分のハイキングに出発です。一ノ倉沢までは、1時間に1本電気バスも運行されています。

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歩き始めは、少し急な坂道を上ることとなります。ホント男だけです…。

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谷川岳の登山口「西黒尾根登山口」に到着。登りだしから急登です。

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登山口あたりから道もほぼ平坦になり、木々に覆われた道をさらに進みます。この日は気候も良く、汗ばむこともなく気持ちよく歩くことが出来ます。

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ほぼ中間地のマチガ沢に到着。青空に紅葉が進む山が映える絶景です。

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一ノ倉沢まで残り約半分。さらに歩みを進めます。

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いよいよ、一ノ倉沢の岩壁が見えてきました。

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一ノ倉沢に到着です。今回のメンバー、左からUさん・私・Wさん・Hさん。全員、公開できるような顔をしていません(先輩方ゴメンナサイ)。

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障害物を取り除いてのノ倉沢をご覧下さい。まさに、絶景です。私は過去何度か訪れていますが、その中で1・2を競う美しさです。

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振返った方角の山も紅葉が進み秋空に映えてとても見事です。

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日本一のもぐら駅「土合」 次への目的地、苗場ドラゴンドラへ向かう途中に立ち寄ってみました。

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う~ん、深い…。

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誰もが下まで行くことを躊躇していると、この様なチャレンジに最も縁遠いUさんが、「ちょっと行って来ますよ!」と元気よく下っていきました。残された3人の期待を裏切り、無事に462段の階段往復を踏破されました。ただ、帰り着いたその姿は、疲労困憊のようでした。

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苗場ドラゴンドラ 土合駅より約45㎞、三国峠を越えての到着。ドラゴンドラは、日本最長の5,481㍍をアップダウンを繰り返し、約25分の空中散歩をしながら苗場と田代を結んでいます。紅葉の進み具合を聞いた見たところ、ここ数日寒暖差が少なく、紅葉が足踏み状態になったとのことです(少々残念…)。

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山頂駅に到着。写真には写っていませんが、多くの観光客が訪れています。

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昼食の「舞茸天そば」と苗場山です。

f:id:naniwakkoasa:20201020221317j:plain昼食を終えて、周辺を散策。こちらの木は綺麗に色づいています。

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こちらは、苗場山。途中山頂に雲に隠れていましたが、何とか取れてくれました。

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本日の観光はこれにて終了。部屋飲みのお酒を仕入れて、今夜の宿に向かいます。

 

湯之谷けんぽセンター(写真撮り忘れました…) 健康保険組合の保養所です。芋川温泉郷魚沼市)にあるので、露天風呂はありませんが内風呂は温泉です。

10月偶数日の夕食です。利用料金からすると、質・量そして味も十分満足できる内容です。

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こちらがお目当ての新米湯之谷芋川産「コシヒカリ」のご飯です。噂通りの美味しさで、みんなが当然お替りをし、夜食のおにぎりもオーダーしてしまいました。

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部屋飲みは、三国街道塩沢宿牧之通りの一角に建つ青木酒造の「鶴齢 大吟醸」と、上善水如の蔵元:白瀧酒造の「白瀧」。いずれも味わい良く、グラスが進みます。

f:id:naniwakkoasa:20201020221727j:plain美味しい食事とお酒・温泉を堪能し、深い眠りにつきました。

 朝食。やはり、お米が美味しく飲みすぎにもかかわらず、全員がお替りをしていました。毎日の朝食より豪華です…。

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天気予報通りの雨の二日目、まずは雨の影響をあまり受けない西福寺へと向かいます。

赤城山西福寺 1534年に開かれた曹洞宗のお寺です。こちらの本堂・開山堂には、幕末の名匠石川雲蝶の彫刻・絵画・漆喰細工が施されています。

 

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本堂 

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開山堂 江戸幕末1857年に建てられました。

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開山堂内です。本堂を含めすべて内部が撮影禁止のため、パンフレットを貼り付けました。彫刻・絵画などいずれも素晴らしいもので、特に彫刻の繊細な技巧は写真やパンフレットでは伝わらないのが非常に残念です。

f:id:naniwakkoasa:20201020222224j:plain御朱印は、置き書きですが手書きのものをいただきました。

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拝観を終えて、昨日訪れる予定だった「八海山雪室」へ向かいます。

 

八海山雪室 こちらは、「魚沼の里」にある施設の一つです。

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雪室を見学するには、無料見学ツアーに申込みが必要です。見学は、雪室について簡単な説明を聞くことから始まります。毎年2月ごろ、約1,000トンの雪を周辺から集めて貯蔵。その雪で、年間を通して5℃以下に保たれているとのことです。

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雪中貯蔵庫の温度です。夏場でも、羽織るものが必要ですね。

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貯雪室には、10月になってもこれだけの雪が残っています。昔は、この雪を切って売っていたそうです。

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雪室見学終わると、焼酎貯蔵庫に案内されます。(雪室見学は、この時点で終了です)。

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焼酎は、樽で仕込まれています。

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こちらの焼酎は1本1万円。最長5年間貯蔵庫で保管してもらえ、好みの熟成度合いになったら取り寄せが出来るそうです。

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最後に試飲もありますが、車移動のため暗黙の了解か誰もが見て見ぬふりをして通過。新潟での観光は、こちらにてすべて終了となります。

さて、旅行の締めくくりは、日本三大うどんの一つにも挙げられることもある「水沢うどん」を食します。

水沢うどん 訪れたのは、創業天正10年の「元祖 田丸屋」さん。到着したのが14時40分ごろの営業終了間際。でも、店内は盛況で数組待っての着席でした。

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まず、いただいたのが「玉子焼き 大」。4人で分けても十分すぎるボリュームです。

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メインは、「もりうどん(醤油つゆ)」と「合わせ盛り」。うどんはコシもしっかりして喉越しも良く、天ぷらもサックリ上がっていてどちらも美味しかったです。

f:id:naniwakkoasa:20201020223434j:plainこれにて、群馬・新潟にまたがる一泊二日の「男だけの慰安旅行」は終了。次回開催を楽しみに帰宅の途につきました。

 

ご覧いただき、ありがとうございました。