紅く色づいたもみじが、磨き抜かれた床に写る「秋の床もみじ」で有名な群馬県桐生市の「宝徳寺」。およそ1年半前にその風景を見て、一度訪れたいと思っていました。ご存知の方もいるかもしれませんが、この季節は新緑が写る「春の床もみじ」が公開されています。
大光山宝徳寺(桐生市) 臨済宗建長寺派のお寺で、室町時代の宝徳年間(1450年頃)に創建された禅寺です。まずは、可愛いお地蔵さまがお出迎え。山門を潜り、本堂へ向かいます。もみじの花が咲いています。途中の枯山水には、ハートが描かれています。こちらの門を潜り、床もみじのある本堂へ入ります。春の床もみじ雙龍殿の襖絵 迫力のある龍です。雙龍とありますが、もう一つの龍は裏に描かれているのでしょうか、ぜひ見てみたいものです。本堂境内には、「ぼたん」が見頃を迎え綺麗に咲いています。御朱印
萬松山宗禅寺(桐生市) 臨済宗建長寺派のお寺で、鎌倉時代の元久2年(1205年)創建の禅寺です。また、新上州三十三観音霊場三番札所にもなっています。本堂本堂裏には、眼力ある向かい合う達磨大師の絵が描かれています。境内には多くのもみじがあり、きっと秋の紅葉は見事なものでしょう。御朱印2面でも立派な御朱印ですが、実は4面の御朱印です。あと2面は、2度目の参拝の時に書いていただくことで完成します。
お昼時となったので、昼食は桐生名物「ひもかわうどん」を食べに移動します。
藤屋本店(桐生市) 幅広の麺が特徴の「ひもかわうどん」を、藤屋本店で頂きます。お昼どきでもあり約1時間の待ちです。
幅5センチ前後の麺は、もちもち・つるつるで触感ですが、普通のうどんのようにすすって食べることは困難です。
有鄰館(桐生市) 江戸時代から続く矢野商店から、桐生市が譲り受け多目的空間として活用する施設です。江戸時代から昭和初期の土蔵造りやレンガ造りなど様々な蔵が建ち並び、自由な形で利用できる空間とのことです。藤屋本店に向かう途中、通りすがりに見たこちらの看板を撮りたくてちょっと寄り道です。桐生での予定はこれにて終了ですが、少し時間があるので埼玉県行田市の行田八幡宮に参拝して花手水の写真を撮って帰ります。
行田八幡宮花手水 3月末依頼、二度目の参拝です。
八幡通り沿いの商店の花手水
訪れる機会のなかった桐生市で、新緑のもみじを楽しみ名物を食して、GWの一日を楽しく過ごすことが出来ました。宝徳寺の「秋の床もみじ」、宗禅寺の紅葉と御朱印の完成を楽しみに秋に訪れる予定です。
ご覧いただき、ありがとうございました。