思い出をわすれずに…

山・旅・おでかけPhotoDiary

初の南アルプス「仙丈ケ岳」 ’23.09.29-30

会社の友人と久しぶりに山小屋泊の登山を計画し、南アルプスの女王「仙丈ケ岳」に登てきました。南アルプスの山々は登山口が山深く、仙丈ケ岳も長野県伊那市の仙流荘から登山口の北沢峠までは、マイカー規制のため南アルプスバス林道バスでの移動となります。

前日24時前に友人宅を出発し、3時過ぎに仙流荘に到着して仮眠。始発バスは8時05分ですが、約1時間前には荷物による乗車順の場所取りと乗車券購入の行列ができています。

登山客を北沢峠まで運んでくれるバス。乗車人数に応じて増便されるようです。

定刻通りに出発したバスは、約50分で標高860㍍の仙流荘から標高2,032㍍の北沢峠に横着です。

北沢峠は、我々が目指す仙丈ケ岳の登山口だけでなく、甲斐駒ヶ岳の登山口にもなっています。

また、峠にはこちらの「こもれび山荘」と少し離れた場所に「長衛小屋」の二つの山小屋があり、前日入りして早朝からそれぞれが目的とする山を目指される方もいるようです。

では、樹林帯の登山道から山頂を目指します。

一合目から二合目にかけては、なだらかなの登山道です。

三合目を過ぎたあたりから、秋の装いをした木々が現れだします。

四合目を過ぎると、急登が時折出現して気力を奪い去ろうとします。

五合目を過ぎると、木々の間から甲斐駒ヶ岳が見えてきます。

天気も良く、登山日和です。

六合目を過ぎ、小仙丈ケ岳が見えてきました。

やっと、標高2,864㍍小仙丈ケ岳に到着。

仙丈ケ岳を少しズームアップ。まだまだ、距離があります…。

北アルプス方面。肉眼では、右の方に槍ヶ岳がかすかに見ることが出来ました。

仙丈ケ岳での山ごはんは、「ベーコン巻きチーズのホットサンド」です。

パンにスクランブルエッグをのせ、その上にベーコンでぐるぐる巻きにしたチーズをのせ、あとはじっくり焼くだけです。

じっくり焼き過ぎたかな…?

お腹も満たされ、体力も少し回復したので、仙丈ケ岳を目指します。黄葉が始まった森の中に馬の背ヒュッテが見えます。

仙丈ケ岳まで20分の地点に到着。気力を振り絞りラストスパートと言いたいですが、ペースが上がりません。バテバテになりながらも、やっと標高3,033㍍南アルプスの女王「仙丈ケ岳」の山頂に辿り着きました。

本日宿泊する「仙丈小屋」が、藪沢カールの下に見えます。

標高2,967㍍「甲斐駒ヶ岳」、カッコイイ!

指さす方向には、富士山に次ぐ№2標高3,193㍍「北岳」です。

三角点も忘れることなく撮影。

山頂から約15分、仙丈小屋に到着です。

小屋から藪沢カール越しに見上げた仙丈ケ岳荷物を置いて、まずは甲斐駒をバックに一杯。夕食までの時間をのんびり過ごします。小屋での夕食は、豚の角煮と海老フライ。角煮は、ボリュームがあって美味しかったですよ!そうそう、ご飯とお味噌汁はお替りOKなので、大食漢の方もご安心。

食後ののんびりタイムは、外のベンチで缶つまを肴にウィスキーと八海山。

八海山は、過日誕生日を迎えた私を祝うために友人が「富士山ぐい飲み」とともに持参してくれました。

夜の帳に包まれた山小屋。私たちも、床に就きます。

翌朝は、ご覧の通りガスにつつまれ何も見えない状態です。

まずは、焼き鮭がメインの朝食をいただきます。

荷物をまとめて、下山開始です。北沢峠までは、馬の背ヒュッテを経由して約3時間の道のりです。

コースタイムより少し早めに、標高2,630㍍「馬の背ヒュテ」に到着。

薮沢

水が冷たく綺麗だったので、顔を洗うととても気持ちが良かったです。

木々の間から甲斐駒ヶ岳。徐々に雲が取れだしているので、お昼ごろには晴れるかも知れませんね。

藪沢小屋は、シーズン中のみ管理人がおられ、他のシーズンは無人で解放されているとのことです。

藪沢小屋を過ぎると、二つ目の大きな沢が出現します。名前は分かりません…。

順調に五合目大滝頭まで下山。これから仙丈ケ岳を目指す方たちが休憩されています。

30㎏越えの荷物を担ぎ、急登を登る歩荷さん。頑張ってください!

無事に北沢峠に下山完了。10時発の林道バスに乗車予定でしたが、団体予約されていた?バスに乗車し少し早めに仙流荘へ戻ることが出来ました。

仙流荘からは、北杜市の台ケ原地区にある金精軒さんへ向かいます。途中、道の駅信州蔦木宿の「つたの湯」で1時間ほどのんびり温泉に浸かって整います。

金精軒さんへは、6月から9月末の期間限定発売の「水信玄餅」を求めてやって来ました。この日が、今期の最終販売日です。

常温にすると水が染み出し萎んでしまい運搬が出来ないので、箱で渡され買ったその場で頂きます。

30分以内に召し上がって下さいとのこと。プルンプルンの信玄餅は、最初は何もつけずに、その後きな粉と黒蜜をつけていただきます。口に入れると、柔らかいジュレのようにスーッと溶けてしまい、とても美味しかったです。

金精軒さんの前には、甲州の酒七賢の酒蔵「山梨銘醸」さんがあります。

折角なので、簡単に見学させていただきました。

ご覧いただき、ありがとうございました。