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山・旅・おでかけPhotoDiary

「小さな分水嶺」と「水干(みずひ)」の笠取山でしたが… ’19.06.22

会社の山の会「HiKING CLUB」メンバー イマちゃんと2人で埼玉県と山梨県の県境にある笠取山に行って来ました。笠取山には、「小さな分水嶺」と多摩川の源流点「水干」があります。

ルートは、作場平→一休坂分岐→ヤブ沢峠→笠取小屋→雁峠分岐→笠取山→水干→水場→雁峠分岐→以降は登りと同じルートで下る予定でした。

前日の天気予報では、15時ごろまで曇り状態でしたが、途中から霧雨や小雨なども降り出したので、残念ながら山頂を踏むことなく下山してきました。

 

◆登山口駐車場へ

駐車スペースが約20台とのことなので、早朝到着で車が止められず路肩駐車を避けたかったので、前日夜に出て車中泊しようということになりました。

21時過ぎに自宅を出発。22時40分にイマちゃんをピックアップして深夜1時前に到着。すでに、2台の車が止まっていました。写真は登山開始前(7時前ごろ)の状況です。まだまだ、余裕で駐車できます。

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下山時(13時過ぎ頃)の状態。空きはありますが、路肩に駐車いている車もあったので、一時的に満車状態になった可能性もあります。天気が良いときは、駐車場の状況を考慮して到着する必要がありそうです。

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◆作場平登山口

駐車場から約2分のところに登山口かがあります。

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登山口から道を挟んで向かいには、バイオトイレがあります。ここを逃すと、次は「笠取小屋」までトイレはありません。

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登山口からは、下のほうから沢音が響く樹林帯の道を進みます。まだ、つつじが咲いていました。

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登るにしたがって、沢が近づいてきます。源流部だけあって、水がとても綺麗です。

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◆一休坂分岐 

一休坂は急登のようなので、ヤブ沢経由でヤブ沢峠に向かいます。

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ここからヤブ沢峠まで、さらに沢を間近に見ながら登っていきます。このような木橋を何度か渡りながら登っていきます。

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苔の衣装をまとった木を発見。 

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ヤブ沢峠

徐々に沢から離れ、ヤブ沢峠に到着。到着と同時に、小屋のジムニーが颯爽と駆け上っていきました。

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ここまで来ると、笠取小屋まではすぐ近くです。

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 登山口から、このような巣箱が数多く設置されています。

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◆笠取小屋

到着すると先ほどのジムニーが止まっていて、ご主人が外で作業をされていました。なかなかワイルドな感じのご主人。テン場をお聞きしたところ、ご主人が指定した場所に張ってもらうとのこと。なので、ご主人が小屋に到着する前に張った場合は、ご主人が指定した場所へ張り直さないといけないようです。また、この界隈の小屋は、都から土地を借りて営業をしているので、テーブルやベンチも有料としている小屋もあるとのことでしたが、こちら笠取小屋は無料です。

さらに小屋泊についてお聞きすると、無断キャンセルする登山者が増えて来たので、3年位まえから団体以外は素泊まりにされたとのことでした。

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小屋前に、鹿が遊びに来ていました。

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笠取小屋から暫くの間は、木が敷かれた道を進みます。霧雨状態で天然ミスとの中を歩いているようです。

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先の小高いところを登れば分水嶺到着です。

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◆「小さな分水嶺

ここで、東側に降った雨は「荒川」となり、西側に降った雨は「富士川」となり、南側に降った雨は「多摩川」となるそうです。

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笠取山山頂方面は、小雨の中で霞んでいます。

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分水嶺から笠取山へ向かおうとした時から、雨脚が少し強くなりだしたのでイマちゃんと相談し、残念ですが今回は山頂を諦めて水干を見て下山することとしました。もちろん山頂に向かわれたグループもいました。

 

◆水干

ここが多摩川の源流点です。しかし、始まりの一滴を確認することはできませんでした。

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水干から少し下ったところに、多摩川の最初の流れが見られる場所があります。

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イマちゃん、多摩川最初の流れをスマホに収めています。

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ここから遥か138キロ、いくつもの沢や川と合流し多摩川となって東京湾へと注ぎ込みます。

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再び小さな分水嶺に戻り、イマちゃんとツーショットの記念撮影。

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山頂に向かわなかったことに後ろ髪をひかれつつも下山の途に就きます。沢の水・深緑の美しさのみならず、数々の鳥のさえずりが途切れることなく 山に響き、心癒されながらのんびりと下ります。

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◆あさちゃん食堂

昼食時ではありましたが、時折小雨が降り雨を回避できる場所もないので、下山後の帰路で雨宿りの出来そうなところで食べよかと相談していました。しかし、ラッキーなことに下山完了まであと少しのところで、雨が上がりベンチもあったので「あさちゃん食堂」をオープンしました。

本日のメニューは、「スクランブルエッグとサラダチキンのホットサンド」。今回も車なので、アルコール類は我慢です…。

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やはり、山ごはんは山で食べるからこそ美味しさがUPしますね!

お腹も満たさされ、残り僅かの登山道を下り無事に登山口に到着しました。下山後の駐車場はご覧の通り、空きはありますが路肩に駐車いている車もあったので、一時的に満車状態になった可能性もあります。天気が良いときは、駐車場の状況を考慮して到着する必要がありそうです。 

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◆オプション1:「名水わらび餅」

5月にイマちゃんと行った大菩薩嶺の帰りに、お土産に買って帰った「名水わらび餅」。帰り道とは逆方向ですが、駐車場から30分ほどなので再び買いに行くことにしました。

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前回はお土産だけだったので、今回はお店でも戴くことにしました。女将さんにお奨めを尋ねると「柚子」とのこと。ほんのりした甘さと、軽く爽やかな柚子の後味が絶品でした。

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でも、二人が買ったお土産は、イマちゃんは桃で私は巨峰と桃でした…。

 

◆オプション2:丹波山温泉「のめこい湯」

大菩薩嶺の帰りに「小菅の湯」に寄ったので、道の駅「たばやま」にある「のめこい湯」に寄って来ました。到着した時間も関係しているのかもしれませんが混雑することもなく、少しトロリとしたお湯が少々冷えて疲れた体を癒してくれました。やはり、下山後の温泉はGood!です。

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笠取山山頂は断念しましたが、カエデ科の多い登山道なので秋はきっと紅葉が綺麗だと思います。イマちゃんとも「予定が合えば紅葉の季節に再チャレンジしたいね」と話しながら帰路につきました。

 

※注:冒頭に記載しました会社の山の会「HiKING CLUB」は、会社公認の会ではありません。山に興味のある仲間数人の集まりです。

 

ご覧いただき、ありがとうございました。