思い出をわすれずに…

山・旅・おでかけPhotoDiary

奈良で駆け足の御朱印巡り ’20.02.09

 休日を利用して、大阪の実家に帰省。時間が出来たので、奈良市御朱印巡りに出かけてきました。奈良市と言えば、まずは「東大寺」「春日大社」「興福寺」と言ったところを思い浮かべられるでしょうが、今回はあえてそれらの寺社を外して出かけてきました。ただ、14時から別件の予定があり、駆け足状態での御朱印巡りとなりました。

 

近鉄奈良駅 近鉄難波駅より、約40分で近鉄奈良駅に到着。以前2年ほど奈良に勤めていたので、こちらの駅は毎日利用していました。駅前には、行基菩薩像が東大寺大仏殿に向かって立たれています。

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奈良駅から、こちらの通りを利用して勤務先に向かっていました。

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思い出に浸るのもそこそこに、一つ目の「百毫寺」へ向かうため駅前からバスに乗り、約5分「破石町」のバス停で下車します。ここから、急ぎ足で御朱印巡りのスタートです。

 

志賀直哉旧居 バス停より住宅街を歩くと、ほどなく「志賀直哉旧居」の案内表示。時間が気になりますが、ちょっと寄ってみることに。見学することもなく、外観をカメラに収めて先へと急ぎます

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f:id:naniwakkoasa:20200220204137j:plain目的地へは至る所に案内表示があるので、迷うこともありません。

f:id:naniwakkoasa:20200220204319j:plain若草山を望むことが出来ます。

f:id:naniwakkoasa:20200220204403j:plain途中、不空院・新薬師寺を通りましたが、まずは目的の百毫寺へ向かいます。百毫寺近くで、路傍に如来様が祀られていました。ちゃんと拝んでおきました。

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◆百毫寺 高円山山麓にあり、御本尊は阿弥陀如来。ながめの良い花の寺として、関西花の寺十八番のもなっているようです。

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本堂

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石佛の路 十王地蔵をはじまりに小径沿いに静かに石仏が並んでいます。

f:id:naniwakkoasa:20200220204731j:plain石仏の不動明王

f:id:naniwakkoasa:20200220204802j:plain眺めの良い寺らしく、奈良市街を見渡すことが出来ます。正面奥に見えるは生駒山です。

f:id:naniwakkoasa:20200220204840j:plain少し角度を変えると、興福寺五重塔がそびえています。

f:id:naniwakkoasa:20200220204913j:plain天然記念物の「五色椿」は咲いていませんが、梅の花が綺麗に咲いていました。

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御朱印 書き置きの「閻魔王」の御朱印をいただく予定でしたが、サイズが大きくカットしても私の御朱印帳に収まらないので御本尊の御朱印をいただきました。

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では、来た道を戻りながら御朱印巡りを続けます。百毫寺に向かう時には気づきませんでしたが、民家の庭先に蝋梅が綺麗に咲いていました。

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薬師寺まで戻って来ましたが、先にお隣の鏡神社へお参りします。

 

◆南都鏡神社 大同元年(806年)に新薬師寺の鎮守として創祠されたとのことです。本殿は、代々春日社々殿を下賜され現本殿は、延亨3年(1746年)第46次御造営の際に第3殿を賜ったものとのことです。

 

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御朱印 一緒にご朱印待ちをしていた女性と話をすると、千葉県酒々井の出身で京都の大学に通う4年生とのこと。この日は高校の恩師と同級生の3人で御朱印巡りに訪れているとのこと。その同級生が、これまた千葉県市川市在住で我が松戸市のおとなり。こんな偶然があるんですねと、ちょっとホッコリした会話をして別れました。

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◆新薬師寺華厳宗 日輪山 新薬師寺) 天平十九年(747年)、聖武天皇の病気平癒を祈願して、光明皇后によって創建されました。御本尊は薬師如来坐像。大和十三仏霊場七番札所・西国薬師四十九霊場六番札所にもなって栄ます。

東門(左)と南門(右)

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鐘楼

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本堂 本堂内では本尊の薬師如来坐像を中心に、十二神将立像が陣円を組み薬師如来を守護されています。灯明の中で仏像を見ていると、先ほどまで慌ただしくしていた気持ちが自然と穏やかになってくるような気がしました。

f:id:naniwakkoasa:20200220210537j:plainまた、南門の左わきには石仏群があります。

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御朱印

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◆比賣神社(ひめかみしゃ) 鏡神社の摂社。

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真言律宗 南都春日山(しゅんにちざん) 御本尊は、不空絹索観音座像です。この絹索観音は、非常に珍しいもので恐らく関東にはないでしょうとのことでした。

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本堂 雪が舞っていました。

f:id:naniwakkoasa:20200220210946j:plain「えんむすび・えんきりのお寺」と言い伝えられ、二つの神様が並んで祀られています。

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御朱印 ご住職より、何処から来たかと尋ねられました。千葉県からと伝えると、私の前に来られたご夫婦も千葉県から来られていたとのことでした。今日は、千葉の方とご縁があるようです。

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◆福智院

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f:id:naniwakkoasa:20200220211156j:plain御朱印を頂こうとしましたが、この日は都合により13時以降からとの掲示。次の予定のこともあるので、残念ですが諦めることとしました。

さて、気を取り直し観光地区の「ならまち」を抜けて、最後の元興寺へ向かいます。ならまちには、「春鹿」の醸造元があります。試飲体験もありましたが、時間が差し迫っているので泣く泣く諦めました。

f:id:naniwakkoasa:20200220211247j:plainまた、観光客を乗せた人力車が、街を行き交っています。

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元興寺 世界遺産古都奈良の文化財」で、真言律宗のお寺です。法興寺飛鳥寺)が平城遷都に伴って、養老2年(718年)に新築移転されたのが元興寺です。

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極楽坊本堂 本尊は仏像ではなく、浄土曼荼羅が祀られています。

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浮図田(ふとでん) 寺内及び周辺地域から2,500余りの石塔・仏塔が集められ、新たに田圃の稲のように整備されたものです。

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日本最初の瓦 極楽坊本堂と禅室の屋根には、新築移転の際に運び移された飛鳥時代の瓦が、今も数千枚が使用されているとのことです。

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御朱印 右:御本尊 智光曼荼羅 / 左:薬師瑠璃光如来西国薬師四十九霊場五番)

f:id:naniwakkoasa:20200220212412j:plainぼさつ寺めぐり こちらは書置き。余白をカットし少し折り曲げると、何とか私の御朱印に納まりました。

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元興寺御朱印巡りを終え、最後に奈良での定番撮影スポット「猿沢池興福寺五重塔」をカメラに収め、近鉄奈良駅へと向かいます。

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久しぶりに訪れた奈良。駆け足の御朱印巡りとなり、少し物足りなさも感じながらも奈良で働いていたころには気付かなかった魅力に触れることが出来た半日でした。また、14時からの予定にもギリギリ間に合い、めでたし、めでたしでした

 

ご覧いただき、ありがとうございました。