奥秩父の山々に囲まれた西沢渓谷、3年前の11月に訪れて以来2度目のトレッキング。
今回は、会社の山友「イマちゃん」と2人です。西沢渓谷は沢間近を歩きながら、日本の滝百選に選ばれた七ツ釜五段の滝をはじめ様々な滝を巡ることが出来るとても魅力的なコースです。
8時過ぎに到着するも、無料駐車場はすでに満車状態。仕方なく有料駐車場(500円/日)に停め、準備を整えて約10㎞のトレッキングスタートです。歩いて間もなく、「ナレイの滝」があります。木々に覆われて、全容が見えなないのが残念です。こちらの建物にはトイレが完備されています。ここを逃すと、折返し地点までトイレはありません。百名山「甲武信ヶ岳」の戸渡尾根コースの登山口。よく耳にする「徳ちゃん新道」登山口はもう少し先です。廃業された「西沢山荘」。寂しいですね…。大きな吊橋は、二俣吊り橋。しっかりした造りのようですが、ほどほどに揺れますよ。木々に覆われて見えるのが「大久保の滝」。落葉期には、もう少しはっきりと見えるのでしょうかね。三重の滝 こちらは遮るものもなく、全容を見ることが出来ます。エメラルドグリーンの水がとても綺麗です。滑らかな岩肌を、勢いよく流れ落ちるのは「ウナギ床」でしょうか?どことなく人の顔に見える「人面洞」です。龍神の滝時折現れる登りも、ゆっくり進めば安心です。登り切って、少し歩くと現れる「貞泉の滝」。頼りがいのある渡。イマちゃんも足元を確認しながら進んでいきます。こちら名前はついていませんが、勢いのある流れになっています。さらに進むみ、方丈橋を渡って行くと七ツ釜五段の滝が見え始めます。滝の正面にある「滝見橋」は一部崩壊しかけていて通行止め。ご覧のように、その後ろに迂回るルートが出来ています。正面から三脚を設置して撮影したいのですが、迂回ルートからでは滝見橋が障害となり上手く撮れません。七ツ釜五段の滝少し移動して、上段部分を撮ってみました。折り返し地点にはトイレとベンチが設置してあります。水分補給と行動食を摂って下りに備えます。帰りは、切り出した木材を運ぶための森林軌道の跡を下ります。なので、とても歩きやすいです。ところどころ出てくるレールが往時の名残です。
大展望台からは、奥秩父の山が見渡せます。左:鶏冠山(とさかやま)2,115㍍/右:木賊山(とくさやま)2,468㍍。甲武信ヶ岳は、木賊山の奥にあるので見えません。左:破風山(はふさん)2,317㍍/中央右の雲の下が雁坂嶺(かりさかれい)2,289㍍この様に木材を運んでいたんですね。無事に駐車場にどりついた後は、車から食材を持ち出して河原でのランチタイムです。
あさやん食堂 本日のメニューは、「ペッパーランチ風ご飯」です。イマちゃん、作り方を聞きながら真剣に調理に取組んでいます。
完成まであと少し。完成です!
半分ほど食べて、味変で卵を投入。石焼ビビンバ風になるよう再度バーナーで熱します。お腹一杯に食べましたが、ラストにイマちゃん差し入れのデザートを頂きます。おっと、先ほどから飲んでいるノンアルもイマちゃんからの差し入れです。のんびりしたランチタイムを過ごし、帰りは塩山市街にある武田信玄の菩提寺「惠林寺」に寄って帰ります。
「西沢グリーン」でも名付けたいほど、流れが綺麗な西沢渓谷。秋、は紅葉とエメラルドグリーンのコントラストがとても魅力的です。往復約4時間のコースは、危険個所もほとんど無く渓谷トレッキングが楽しめます。機会があれば、ぜひ一度みなさんにも訪れて欲しいコースの一つです。では、塩山駅近くにある武田信玄の菩提寺「恵林寺」にお詣りしてから帰ります。
ご覧いただき、ありがとうございました。