思い出をわすれずに…

山・旅・おでかけPhotoDiary

「大和三大観音あぢさゐ回廊」と御朱印巡り '22.06.05 Sun.

親戚の結婚式出席のため大阪に帰省。折角の帰省なので、どこか写真でも撮りに行こうとあれこれ検討しました。あじさいの季節なので、どこか良いところはないかと探していると京都府宇治市三室戸寺ではあじさい園が開園し、奈良では長谷寺・岡寺・壷阪寺にて「大和三大観音あぢさゐ回廊」が始まったとの。迷いに迷い奈良へ出掛けてきました。

長谷寺に向かう道には、趣のある建物が何軒も残っています。大和國 長谷寺 真言宗豊山派総本山で、西国三十三所観音霊場第八番札所です。ご本尊は十一面観音菩薩。四季を通じて様々な花を楽しめるので、「花の御寺」としても有名だそうです。仁王門仁王門を抜けると、長い登廊(のぼりろう)を登っていきます。登った先の「嵐の坂」に、見ごろを向かえた色とりどりのあじさいの鉢植えが並べられています。今はあじさい園のあじさいが見頃なので、取り除かれているかも知れません。あじさいを楽しみながら嵐の坂を登っていくと国宝の本堂が建っています。本堂前の花手水で手を清めてお参り。本堂と御朱印 御朱印は春季限定のもので、中央の円模様は鐘楼堂の梵鐘を下から見上げた姿とのことです。本堂の舞台からの五重塔

岡寺(東光山 龍蓋寺)真言宗豊山派のお寺で、西国三十三所観音霊場第七番札所です。ご本尊は如意輪観音で「日本最初のやくよけ霊場」とのことです。仁王門をくぐるとすぐに、鮮やかな花手水に迎えられます。華の池本堂と御朱印奥之院紫陽花の川

仏頭山上宮皇院 橘寺 天台宗のお寺で、新西国三十三所観音礼所第十番札所です。聖徳太子誕生の地で、ご本尊はもちろん聖徳太子。岡寺を出てすぐの所にありますが、長谷寺や岡寺とは異なり静かの佇まいのお寺です。本堂と御朱印二面石 右善面、左悪面と呼ばれ、我々の心の持ち方を表している、飛鳥時代の石造物の一つだそうです。

壺阪山皆実法華寺 壷阪寺 真言宗のお寺で、西国三十三所観音霊場第六番札所です。ご本尊は十一面千手観音菩薩。仁王門から少し歩くと、壺阪大仏(大釈迦如来石像)があり、沢山のあじさいが飾られています。礼堂と御朱印 本堂(八角円堂)を撮り漏らしてしまいました。少し離れた場所に、大観音石像と大涅槃石像があるので回ってみました。こちらまで来られる方は、少ないようです。壺阪大仏と多宝塔 桜の季節には、桜の衣装をまとった大仏を見ることが出来るようです。

生憎の曇り空のなか、駆け足ででのあぢさゐ回廊と御朱印巡りでしたが、それぞれのお寺で工夫を凝らしたあじさいを楽しむことが出来た1日となりました。

ご覧いただきありがとうございました。